前の日記に書いたとおり新番が出揃ってあちこちで評価が挙がっていて読んでいて面白い。よっぽどひん曲がった意見で無い限り自分と完全に逆の評価もまた楽しい。
しかし特別濃い所を除いて大抵は「エウレカ」と「アクエリ」の評価の一騎打ち!といった感じでちょっと寂しい(「スピードグラファー」はまだ見ていないんで何とも)。あとはたまにエマやバジリスク、ハチクロの感想がが入るくらいか。
いや、別に児童物を好むのがより濃いヲタクとは思っていないのだが(え゛?)児童物は児童物でヲタク向けとはまた別の濃いワールドが広がっていて楽しいものなんである。
たとえば雑誌記事にしてもヲタク向けならある程度ネタバレを伏せた解説や次の展開を匂わせる絵の掲載程度で終わるけど、児童向けだとネタバレにまったく考慮してくれないので、ある意味危険というかストレートでミスリードを誘う記述がまったく無いので信用がおけるというか(笑)。発表される時期も早いのでアニメ誌より先に新情報をゲットできたりもする。
書き下ろしの絵もアニメ誌のアニメーターさん書下ろしの美麗な絵にはかなわないけどそこそこ良い絵もあったり。ビックリマンの頃なんか作監の青山氏の絵も多かったし、てれびくんかテレランかテレマガかは忘れたがTFの記事にはスタジオOXのムチャカッコイイメカイラストが良く掲載されていてメカファンを狂喜させていたものだ。
あとこれは現在の話が少なくて申し訳ないのだが、児童誌とタイアップしているアニメや特撮だと結構珍しい物が見られる。例えば昔のコロコロでは「プラモのモ子ちゃん」で有名なふじたゆきひさ氏のワタルのプラクション漫画やおちよしひこ氏によるパトレイバープラモ講座漫画が掲載されたりした。現在の「てれびくん」では「GS美神」で有名な椎名高志氏がウルトラマンネクサスのコミックを担当している。ブームになったものは色々な書き手が存在するのでそれを見るのも楽しい。あのふくやまけいこ氏のポケモンマンガも存在するそうで見てみたい。また放映前の先取り物なんかもあり、放映前にコロコロ別冊に掲載された「グランゾート」の読みきりマンガは大河という少年がサーカスを見に行った時にウサギのような月世界人と出会いグランゾートというロボットの力を借りて悪い月世界人から友達を助けるというお話だった。実際のアニメはまったく違うものだったが広井王子氏が書いた小説版では主人公の大地の祖父の名が大河であり、子供の頃サーカスで月からの宇宙人(?)に会ったという作文が最後に出てくる。アニメしか知らない人には「ああ、大地くんのお爺ちゃんとVメイ(?)ってむかーし地球で会っていたのかな?」と思うくらいだろうけど、このマンガを見ていた人だとまた別の思惑が胸をよぎるだろう。
個人的に好きだったのは子供向きの絵本。プロテクターを装着した状態のリュウを「ウラシマンに変身」と表記していたり、カプセルで眠るファントムレディー(フィアナ)を初めてキリコが見るシーンではフィアナの顔のところしか窓が開いていなかったり(当然だ)、バイファムのOPの英語歌詞がすべてカタカナで書かれている上にそれにひらがなのルビが入っていたり、TV本編では花嫁姿にはなっていないのに絵本上では女装させられて困るシーンがあるミト王子様とかあげればきりがない。ガンダムの絵本も遊園地を壊すシャア達とそれを守るアムロの戦いだったはず。
ただ実際のアニメとその版権物が同じものである方が少ないような気もするので、その手のものを探せば色々出てくるのは当然かもしれない。古くは桜田吾作氏のマジンガーや冒険王誌のガンダムマンガ(去年復刊されましたね(^^;)等。

なんにせよ普通にヲタク向けも良いのだが児童物もなかなかどうして見捨てられない現在の(現在も?!)ワタクシなのであります。

(今回のこの日記、大抵は手元にあった物の話をしていますが、実家の改装で捨てられてしまい実物を手にとって確かめられない物が多数あります。記憶違いのものがあったらごめんなさい)

コメント